仕事で新しいチャレンジを始められたタケノコ
こんにちは。
問書マスタートレーナーの草刈正年です。
「自分の仕事で新しい世界にチャレンジしたい」
そんな想いを実現したい人が、問書のグループセッションに参加されました。
その方は書道の先生をされていて、古典の書道の世界も好きだけど、筆文字のような自由な書道の世界も伝えていきたいし、やっていきたい。でも、なぜか動けない。
そんな課題を持たれてました。
そして問書をやった結果、まず書の変化は始めと終わりでこうなりました。
「いったい何があったの!?」
って思いませんか?
グループセッションをしている間、僕は一切、筆の書き方を教えていません。
書は、身体の動きから生まれます。体の動きが変わったから、この書が書けているのです。
ではなぜその体の動きが出せたのか?
それは、その人の意識が変わったからです。
自分の無意識の変化が、こうやって見える化されると、変化と自信にもつながりますよね。
事実、この方。最後にこんな感想を言われてました。
「私は今まで、お習字で過去と現在と未来をつないでこれました。」
「でも今日は自分を自己受容でき、認められた感覚が湧いてきました。今までお習字で表現してきて私が私でいられたけど、既存の四角いカチッとした枠を超えて、自分をくずしても、そんな自分も自分。そんな今日は許可をもらったような、ほっとしてる感覚です」
お習字の書道の世界は、それはそれで自分。でも、そうじゃない自分もいていいですよね。
コーチという仕事をしている自分もいて、書道をしてアーティストをしている自分がいてもいいですよね。
色々な自分を表現していいのです。
この方が最初に書いたのは、『軽』。
「軽やかに動きたい」という気持ちだったそうです。
でも、字を見たら、「軽いどころかドッシリしていて、キッチリしていて、マジメな感じがする」とのこと。
「もっとやわらかく、四角を丸っぽく、おもしろく、人をひきつける字にしたい」と話すその方。
軽いを軽くする
それに取り組んでもらいました。
すると、次にこんな字に変化し、
「なんかタケノコみたい」
と言うその人。
この何気ない言葉に潜在意識からの重要なメッセージがあったりします。
「タケノコは、地下の根っこ繁殖する植物で、すごい繁殖力を持ってます。これからの自分の活動がタケノコから竹林になっていく。そうなるのはどうしてですか?」
タケノコをタケノコで終わらせず、リミーニング(再意味づけ)していきます。
そしていきついたのがコチラ。
「グネグネ色んな事があったけど、ちゃんと今の自分、そして未来の自分につながっている」
「そしてどっちの自分もあって、どっちもつながっていて、新しく何かをはじめなくても、私は私のままでいいし、一人じゃない」
これを書いた後、その方はこんなメッセージを言われてました。
タケノコが今の自分に重要な気づきとメッセージをくれたのです。
おもしろいですよね。
『軽』という字から、色んな意味はとれます。
でも、書道でこれを表現してなかったら、「タケノコみたい」という発想や感覚は生まれなかったでしょう。
そして、そのタケノコが今の自分に重要なメッセージを出してくれました。
アート思考
発想と気づきは無限。
そして、自分で課題解決できる力。
あなたの中にあるタケノコは、今自分にどんなメッセージを出していますか?
今日もありがとうございました。